肘内障(ちゅうないしょう)について
肘内障(ちゅうないしょう)とは…

肘内障(ちゅうないしょう)とは…
俗に「腕(うでが外れた」、とか「肘(ひじ)が抜けた」と呼ばれる状態です。
少しでも動かすと、激しい痛みに襲われます。
1歳から3歳ころの子供に多く、肘内障になると突然に泣き出し、痛い方の腕を使おうとしなくなりな、触れられるのも嫌がります。
状況をうまく親に伝えられない年齢に多く発症しますが、肘内障は、「癖(くせ)」になりやすく、早め早めの治療をすることが大切です。
肘内障(ちゅうないしょう)の原因は…
- 肘内障の原因、きっかけとしては…
- 子供が両手を挙げた状態で、勢い良く両手を掴んで引っ張り上げる遊びをしている時(俗に「ロケット遊び」)
- 子供の両手を持って、ぐるぐる回す遊びをしている時 (俗に「ブーメラン」)
- 路上を子供と歩いている時、危険を避けるために腕を引っ張った時
- 洋服を、勢い良く脱がせる時


上の2つの画像のうち、左側が「正常な状態の肘」になります。
右側の状態が、「肘内障の肘」になります。
肘内障は、文字通りわっか状の「輪状靭帯」から、橈骨頭(とうこつとう)が外れた状態(亜脱臼した関節)になる症状です。
自然に元に戻ることもありますが、多くは治らなず治療が必要となります。
肘内障(ちゅうないしょう)の治療について
「肘内障」となった肘の関節を元に戻すことは、麻酔を必要とせず、比較的簡単に整復することができます。
一旦、関節が元に戻ると、子供は痛かったことが嘘のように、すぐに肘を曲げたりして、手を使うようになります。
ただし、一人で遊んでいる時に起こった場合などは、大人がその時の状況が把握できず、原因が特定できないこともあります。
肘内障なのか、肘の関節のまわりの骨折なのか、また鎖骨の骨折なのか判断がつかない場合があります。このような場合は、X線(レントゲン撮影)検査等を行い、注意深く診断する必要があります。
本院では、提携する整形外科と連携して治療を行いますのでご安心ください。
また「肘内障(ちゅうないしょう)」の治療は、健康保険適用対象となります。ご来院の際には、お急ぎでも、「健康保険証」を忘れずにご持参下さい。
肘内障(ちゅうないしょう)の予防について
7~9歳くらいに成長すると、肘の輪状靭帯がしっかりしてくることもあり、肘内障の再発は起こりにくくなります。しかしながら、一度「肘内障」を起こすと繰り返して癖になることが多いのも事実です。
治っても、しばらくの間、手を強く引っ張らないなどの注意をするよう、心掛けましょう。
こばやし接骨院
小金井市 こばやし接骨院 情報
- 所在地住所
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東京都小金井市貫井北町3-6-31
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- 院長
- 小林 浩樹 (こばやし ひろき)
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